INCJ、核酸医薬開発のOrphan Disease Treatment Institute株式を第一三共<4568>に譲渡

株式会社INCJは、INCJが保有する株式会社Orphan Disease Treatment Institute(ODTI)の株式の全部を、共同投資家である第一三共株式会社に譲渡したと発表した。

ODTIは、2013年3月に神戸学院大学総合リハビリテーション学部 松尾雅文教授と、神戸大学大学院医学研究科 竹島泰弘特命教授(当時、現兵庫医科大学医学部小児科学教室 主任教授)が発明したシーズを用いたデュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)治療薬の開発を目的として設立。その後、INCJと第一三共、三菱UFJキャピタル株式会社の運用ファンドが共同出資。

ODTIと第一三共によるDMD治療薬の共同開発において、第1/2相臨床試験で一定の結果を得たことなどから、第一三共への株式譲渡が最も適切と判断し、INCJが保有するODTIの株式の全部を同社に譲渡することとしたとのこと。

譲渡価額等は非開示。